登場人物
第四巻で新たに登場した人々
第四巻「失われし時の門」で、新たに登場する人物たち。
今回はちと趣向が変わり、千年前ほどの時代のお話となった。
一〜三巻までの主要登場人物たちの「ご先祖さま」にあたる人物も登場する。

アル
Al Lenn
 正式には“アルバート・レン・シャハスムスフィ・ロミールヴァ”という、何とも長ったらしい本名を持つ四級魔道士。
 魔力は自他共に認める「すか」であるが、魔法技術はかなりのレベル。
 やがてはアル・レン・マキシミヌス(偉大なるアル・レン)と呼ばれるほどの人物になる男なのだが……
“四級”魔道士

マーキス
Aktis Thkia
Markhis
 フルネームは“アクティス・スキア・マーキス”
 後に歴代の最長老を輩出することになる、マーキス家の始祖にあたる人物。(ラミルダやラミアにとっては、偉大なる「ご先祖さま」である)
 アルの直接の師匠で、アルには目をかけている。
 アルらと共に「ワスカルの災いの日」を生き延び、カルデリア魔道界を復興させた大人物であるが……
初の暗黒魔道(?)

「六九番」
Elith "69"
 もともとは「ただの召使い」としてこき使われていた蛮族娘。
 マーキスに才能を見出され、ルテラ世界初の無角人種魔道士となって、エリスと名乗る。
 魔力レベル「だけ」は、師匠のマーキスをも遥かに凌駕する。

 彼女もまた、誰かの祖先なのかもしれないが……
初の無角人女魔道士

ワスカル・レムール
Huascar Lemur
 魔法王国期最大の魔道界最長老……であった。
 生前はともかく、「ワスカルの災いの日」を引き起こした人物として、後世の評価は低い。
魔道界最長老

大アラン
Alain magnus
「北の大蛮族」と呼ばれ、七十二もの中小の部族に分かれて争っていたリュガス。
 そのおよそ半数にあたる三十二の部族をまとめ上げ、ギュルテムンゲ部を創りあげた大酋長。
 ローザ・ギュルテムンゲの遠い、遠い祖先に当たる人物である。
 ライバルであるグムルカ部、ルスタテカ部との抗争劇に終止符を打つべく、とある策を胸に抱いて魔法王国を訪れていたが……
リュガスの大酋長

小アラン
Alain minus
 大アランの息子にあたる人物で、父に連れ立って魔法王国入りしていた。
 些細なきっかけから魔法王国の大動乱にちと外野から関わり合う結果となり、それが彼らの運命を大きく変えることとなるのだが……
(有名なギルモワ・ギュルテムンゲは、彼の孫に当たる人物である)
リュガスの大英雄

ギラン将軍
General Guillan
 カルデリア魔法王国軍、第十七軍の司令官。
 ブルンガリア出身の「蛮族将」のひとりである。
「蛮族軍」を率いて、ある特殊任務に就いていたのだが……
「蛮族」の将軍

ジーン・エルク
ケツアルコアトルス
三世
Jhhn Erc
Quetzalcoatlus 3rd.
「トカゲ人」ではない、「真の亜竜族」としてのジン・ドリダリア族のひとり。
「火竜将」の異名を取る、恐るべき実力の持ち主である。
 五百万馬力の怪力と、二千万単位の魔力を有する、ほとんど化けもののような存在。
 ある事情により、魔法王国を訪れていたのだが……

 第一巻に登場したルク・エルク、ジーン・エルクの兄弟は、彼の孫にあたる。
(孫の方のジーンの名は、彼に“あやかって”付けられたものである)
ドリダリアの「火竜将」

灼熱のジレンヌ  このころには「黄金の」ではなく、「灼熱の」という通り名であった。
 得意技たる「火竜血漿(サラマンデル・プラズマ)」の威力は、当人の言によれば、「百万度の百万倍まではいける」らしい。
 いまだキーリアになる前であり、「若気の至り」モード爆発状態で、そのため……
再登場

氷雪のクリュスタロス  若いころの彼女は、親友のジレンヌと連れ立って行動することが多かった。
 灼熱の熱血娘であるジレンヌの「アタマを冷やさせる」役柄でもあったのだが……

「オタズネ ノ ジンカク ハ タダイマ ゴリヨウ ニ ……」
再登場

蛮族の美少年  洗脳され、「魔装具」に乗り込まされていた蛮族兵士のひとり。
「ヒン剥いてみれば、とても可愛らしかった」ので、ジレンヌたちによって丁寧に埋葬された。
あわれな犠牲者

ハゲ頭の兵士  洗脳され、「魔装具」に乗り込まされていた蛮族兵士のひとり。
「ヒン剥いてみれば、えらく見苦しいブサイクだった」ので、その他おおぜいの仲間と同様、ジレンヌたちによって「ウミケムシ」のように扱われた。
みじめな犠牲者

  

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