登場人物
その他大勢
名前だけ出てくる者、すぐに死んでしまう者、そして、登場した時には既に死んでいた者……など、
気の毒な人々のリストである。

トニオ
Tonio
物語開始直後、コロシアムでギャメルの剣に斃される剣闘士。
ヴァルガの息子、リサの兄であり、アギトの親友でもあったらしいのだが……
まだ「美男子」と書かれてある分、他の連中よりはましかも知れない。
1巻・死亡

ジャムハ
Jamha
シャロンとアリエスの父親。
ミランダ村の村長を務めているらしいが、名前だけしか出てこない。
超個性的な「ミランダ四人衆」の親をやっていられるからには、かなりの人物であろうと思われるが……
名前のみ

キンメリオス将軍
Cimmerios
アレクサンドロス14世が弑逆されたその夜、どういうわけか時を同じくして暗殺された。
グラウコス・テシウスと比肩されるほどの名将で、若い頃には帝都の守備部隊を束ねる要職に就いていたこともある。ローザ、ハロン、マルカス、カッシアスら、若手の将たちの「老師」的な存在だったらしい。

名前のみ・死亡

先帝
Alexandros XIV
アルトワ、ゲオルギウス、アントニウス、ゲメレス、そしてその他、数十人の娘たちの父親。
マウア帝国第三十七代目の皇帝だったが、歴代の中でも出来は良くない方で、ウガリテやコルブトなど、佞臣の跋扈を許す。
業の報いか、閨房にて女刺客ルージュの刃に斃れた。
名前のみ・死亡

コルブト
Colbto
アレクサンドロス14世の佞臣。
皇帝の「女あさり」の補佐役を務めることで出世した男で、当人も相当の漁色家だった。
親戚縁者の娘にまで魔手を伸ばし、諫めた息子を勘当するなどしたため、身内からも評判が悪い。
シャロンに手を出そうとして、舌をかみ切られて絶命。ギャメルにその首を持ち逃げされた挙げ句、道ばたの肥だめに放り込まれてしまった。
その後、拾ってもらえたという話は伝わってはいない……
名前のみ・死亡

コルブトの娘 「トンビがタカ」を通り越し、「燕雀が鴻鵠を産んだ」とまで評されるほどの、出来の良い親孝行娘。
気の毒なことに、生まれる場所を間違えてしまったようだ。
ジーンの火炎に焼かれかけたところをギャメルに救われ、その後、仇討ち申請を引っ込めた。
1巻

コルブトの息子 父親を諫めたために勘当されてしまった、不運(?)な男。
ハロンやローザの記憶に残るほど、その武人としての腕前は達者だったらしいが……
妹と同様、やはり「生まれる場所を間違えて」しまった人であるらしい。
存在のみ

警備兵士たち 職務上、コルブトを守らねばならぬ立場であったがため、ギャメルやアリエスと闘う羽目になった、まことに不幸な人々。アリエスに情け容赦なくたたっ斬られてしまった。
おそらく今頃は、草葉の陰で天を呪っていることと思われる。
1巻・かなり死亡

盗賊たち リュガスにやってきたばかりのアリエスを襲ってしまった、向こう見ずで不運な連中。
五対一だったにもかかわらず、数分ほどであっさりと皆殺しになった。
はっきり言って、アリエスのすごさを引き立てるためだけの存在だったようだ。
1巻・全滅

暗黒騎士たち シラーとともに探索に出たまでは良かったが、途中でアリエスと出くわしてしまった不幸な連中。
寝ぼけたアリエスの斧のサビとなってしまった。
1巻・全滅

山賊たち・その1 ギャメルに闇討ちを仕掛け、一瞬で叩きのめされた無謀な連中。
はっきり言って、ただその首にかけられた賞金を献上しに出ただけのようなもの。
しかし、殺されなかっただけ、まだましだったかもしれない。
1巻・ぼこぼこ

山賊たち・その2 リサと一緒に、酒場でギャメルを襲撃した、超弩級に不幸な連中。
酔っていて自制が利かぬ状態だったギャメルに、「活け作り」にされてしまった。
アリエスの胸を触ったバチだったとしたら、あんまりな話である。
1巻・バラバラ

戦死者たち 「その戦いでの戦死者は、○○○名……」と、ジッパヒトカラゲにされてしまっている連中。
死んでも出番すらもらえないとは……
…………。

  

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