登場人物
その1(剣・槍)

剣 もっとも一般的な武器。
さまざまなタイプが存在するが、ここでは作品中に登場するもののうち、代表的なものを紹介します。

グラディウス
Gladius
剣闘士の試合で用いられる……という設定の、刃渡り2フィート(60cm)ほどの片手剣。
剣闘士たちの言によると、かなり質的には劣る品ばかりらしい。

一般兵の長剣
Long Sword

ごく普通の兵士たちが装備している長剣。
体格に合わせ、2〜3フィートの間のものが設えられる。


騎士の剣
Knight Sword
刃渡り3フィート、重量4ポンド(約1.8Kg)……と規格で定められた長剣。
これを無理なく使いこなせる体格であることが、騎士資格の一つでもあるらしい。
小男のメゴッシには、荷が重たかったことだろう……

大剣
Great Sword

刃渡りだけで4フィートもある巨大な剣。
重量もかなりのもので、体格に恵まれた屈強の武人でなくば、とても使いこなせるものではない。
作品中では、ハロンやアテルイがこの剣の使い手ということになっている。
ハロンのものは「新リュガス・フィート」で作られているので、特に巨大。


曲刀
Scimitar
「湾曲」と呼べるほどの深い反りを有する刀。
馬上からの撫で斬りには好適なのだが、騎士たちはこれを使わないことを身上としている。

山賊たちなどは、好んでこの種の刀剣を使っているらしい。

槍 剣と同様、ごく普通に見かけられる武器。
やはりさまざまなタイプが存在するが、ここでは代表的なものを紹介します。

一般的な槍
Spear
長さ3ヤード(2.7m)の規格品。
一般兵士たちの通常装備品である。
手に保持したまま、相手を突いて用いるタイプの槍。投げて使うことはない。

投げ槍
Javelin
投擲用に作られた槍。長さは2ヤード程度
敵方に投げ返されぬよう、いちど使うと曲がってしまうように工夫されたものもあったらしい。
むかし、ドリュテスたちはこれを好んで用いていたという。

パイク
Pike
対騎兵用の長槍。長さは6〜9ヤードほどもある。
手で振り回すのではなく、柄の先端部を地面に突き立て、斜め前に突き出すようにして用いる。
ギャメルたち傭兵部隊が、訓練中に盛んに用いていた。

ランス
Lance
騎兵が馬上で用いるための長槍。長さは3〜4ヤードほどのものが多い。
突進をかけた勢いで敵を刺し貫くよう、とても頑丈に設計されているが、その分取り回しが重い。

ヨアキムの槍
Joacim's
Twin Spear
3ヤードの槍を中央部で二つに分け、短めの手槍二本としても使えるように工夫されたもの。
両方に切っ先が付いており、同時にふたりの敵と戦えるようになっている。
操作にはかなりの熟練を要するので、発案者ヨアキム以外には使いこなせる者はいないと言われる。
ギャメルとの闘いで最初のものを失い、後に改めて作り直した。

  

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